ヴィリニュス大聖堂 - オンラインパズル

オンラインパズル ヴィリニュス大聖堂

ヴィリニュス大聖堂

ヴィリニュスの聖スタニスラウスと聖ラディスラウスの大聖堂(ヴィリニュスのせいスタニスラウスとせいラディスラウスのだいせいどう、リトアニア語: Vilniaus Šv. Stanislovo ir Šv. Vladislovo arkikatedra bazilika, ポーランド語: Bazylika archikatedralna św. Stanisława Biskupa i św. Władysława)は、リトアニアのカトリック大聖堂である。ヴィリニュス旧市街の大聖堂広場の外れに所在する。聖スタニスラウスと聖ラディスラウスに捧げられ、リトアニアにおけるカトリック信仰の中心となっている。

リトアニア大公国の戴冠式も、この大聖堂でのみ行われてきた。カタコンベには、ヴィータウタス、妻のアンナ、弟のジーギマンタス、従弟のシュヴィトリガイラ、聖カジミェシュ、アレクサンデル、ジグムント2世の妻であるエリーザベトとバルバラなど、リトアニアやポーランドの歴史上著名な人物が埋葬されている。ポートランド王にしてリトアニア大公でもあったヴワディスワフ4世の心臓は、死後ここに埋葬されたが、遺体はクラクフのヴァヴェル大聖堂に眠っている。

内部には、フレスコ画や様々な大きさの絵画など、16世紀から19世紀にかけての美術品が40点以上所蔵されている。大聖堂修復の際に、異教の神殿と推定される祭壇や、ミンダウガス王の時代に敷かれた床が発見された。また、1387年に建てられた聖堂の跡も残されていた。リトアニアで最古とされる14世紀末のフレスコ画が、地下礼拝堂の壁で発見された。

ソビエト連邦時代の初期には、倉庫として利用されていたこともあった。1988年からミサが再開されるようになったが、当時、大聖堂は正式には「The Gallery of Images」と呼ばれていた。大聖堂としての地位が回復されたのは、翌1989年のことであった。