ハドリアヌスの霊廟としても知られるサンタンジェロ城は、テヴェレ川の左岸（バチカン市国に近い）に135-139年に建てられたハドリアヌス皇帝とその後継者の墓です。城は四角い土台（一辺89m、高さ15m）に建てられ、その上に檜の木のあるドームで覆われた丸い霊廟が建てられました。霊廟の壁の端には、大理石の彫像が置かれていました。基礎の壁には、霊廟に埋葬された人々を記した碑文が刻まれていました（アントニヌス・ピウス、マーカス・アウレリウス、セプティミウス・セウェルス、カラカラ）。 271年に、霊廟はローマの防御壁のシステムに含まれました。サンタンジェロ城という名前は、ローマでの流行中に教皇グレゴリウス大王が建物の上に剣を持った天使の姿を見た6世紀に作成されました。
