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オンラインパズル コショウ
コショウ
コショウ(胡椒)は、コショウ科コショウ属に属するつる性植物の1種(学名: Piper nigrum; 図1a)、またはその果実を原料とする香辛料のこと(英: pepper; 図1b)である。インド原産であるが、世界中の熱帯域で広く栽培されている。
果実には強い芳香と辛みがあり、香辛料としてさまざまな料理に広く利用され、「スパイスの王様」ともよばれる。精油が香気成分となり、アルカロイドのピペリンやシャビシンが刺激・辛味成分となる。果実の処理法などによって、黒胡椒(ブラックペッパー)や白胡椒(ホワイトペッパー)などに分けられる。15世紀以降のヨーロッパの東方進出は、コショウ貿易による利益も関わっていた。
コショウの英名は「pepper」であるが、これはサンスクリット語で同属別種であるヒハツ(インドナガコショウ)を意味する「pippali」に由来しており、古くに名前の取り違えが起こったと考えられている。植物の学名の起点であるリンネの『植物の種』(1753年)で記載された植物(つまり最初に学名が与えられた植物)の1つである。
トウガラシ(ナス科)やオニシバリ(ジンチョウゲ科)、またサンショウ(ミカン科)の果実を「胡椒」とよぶことがある。