パッパ・アル・ポモドーロ - オンラインパズル

オンラインパズル パッパ・アル・ポモドーロ

パッパ・アル・ポモドーロ

パッパ・アル・ポモドーロ(イタリア語: Pappa al pomodoro)、またはパッパ・コル・ポモドーロ(イタリア語: Pappa col pomodoro)はイタリアのトスカーナ地方伝統的な家庭料理。時間が経って堅くなったパンをトマトで煮込んだ料理である。日本語では「トマトのパン粥」と翻訳して紹介されることもある。

冬場は温かく、夏でも適温に冷まして食べられる。暑くて食欲が無い、体調が優れない時、あるいは二日酔いのときなどにもよく食べられる。

パッパ(pappa)は幼児語で「ご飯」に相当する語(日本語の「まんま」の意)。ポモドーロ(pomodoro)はトマトの意である。名前のように幼児向けの食事としても適している。

トスカーナ地方の伝統的なパン、パーネ・トスカーノには塩が使われておらず、堅くなるのが早い。また、キリスト教の伝統としてパンを捨てることはごく少ない。そのため、堅くなったパンを再利用する料理が発達した。パッパ・アル・ポモドーロもそういった料理の1種で、もとは田舎料理、貧しい家庭料理であった。

2015年に当時ドイツ首相だったアンゲラ・メルケルがフィレンツェを訪問した際にはパッパ・アル・ポモドーロが提供され、好評を得ている。トスカーナの人にとって、この料理は伝統の一品であり、誇りに思っている一品である。

パッパ・アル・ポモドーロは、リタ・パヴォーネが歌う『Viva La Pappa Col Pomodoro』という歌にもなっている。